プラシーボ効果とは?

プラシーボ効果(プラセボ効果)とは?

プラシーボ効果(プラセボ効果、placebo effect)と呼ばれる現象があります。これは、薬理学的に完全に不活性な薬を、患者には効き目のある本物の薬と思わせて与えると、本物の薬と同様の効果が現れる現象のことを言います。プラシーボという言葉は、偽薬(にせ薬)を意味するラテン語から来ています


プラシーボ効果の一般的説明

こうしたプラシーボ効果は、精神疾患やリウマチ疾患、各種の痛み、高血圧、消化性疾患などで強く発現すると言われていますが、こうした効果が生じる理由としては、一般的に心理的な効果や暗示効果として説明されています。つまり、患者本人が本物の薬だと思い込むこと暗示によって、効果が現れたとする説明です。


サイコ・サイバネティクス的解釈

一方、サイコ・サイバネティクスでは、このプラシーボ効果について、次のように説明しています。

「このプラシーボの効果を、単なる暗示によるものだと見なすのでは、何も説明したことにはならない。もっと合理的な説明は、「薬」を飲むと、具合がよくなるというある種の期待が生まれ、健康という目標のイメージが心に設定され、「創造のメカニズム」が身体に備わった治療のメカニズムを働かせて、その目標が達成されるというものだ。」(『潜在意識が答えを知っている!』(p299)より

このように、サイコ・サイバネティクスでは、偽薬をきっかけに、心に健康という目標設定がなされると、後はサーボ機構が働き自動的に健康へと導かれていくと考えます。