サーボ機構とは?

本来の意味

サーボ機構(Servomechanism)の本来の意味は、物体に対して、その位置や姿勢、速度など、制御の対象となる状態を測定して、目標値と比較しながら自動修正を行う制御系のことです。これは、航空機の自動操縦や船舶の自動操舵、人工衛星や宇宙船の姿勢制御、ミサイルの自動照準など、幅広い分野で応用されている技術でもあります。


サイコサイバネティクスにおける意味

一方、サイコサイバネティクスでは、潜在意識がこのサーボ機構の役割を果たしていると考えます。つまり、人間は機械でもコンピューターでもありませんが、生まれながらにして超高性能で、コンピューターにも似たサーボ機構「成功への自動誘導システム」を持っていると考えるのです。

モルツ博士は、サーボ機構に対して次のように説明しています。「サーヴォ機構は、目標を達成する方向へ自動的に舵を取ったり、外からの刺激に対して適切に反応したりする。同時に自動的に問題を解決し、必要な答えを提示し、新しいアイディアやインスピレーションを湧かせる。」(『潜在意識が答えを知っている!』(p56)より)


サーボ機構を働かせるコツ

さらに、サーボ機構を機能的に働かせるためには、あるコツが必要となります。それは、アイデアが閃くときの状況に似ていると言います。極度に意識が集中しているときではなく、心を開放しリラックスした瞬間にアイデアは閃くのです。このように、サーボ機構も意識的な思考によって強制的に働かせようとしても上手く機能せず、リラックスして潜在意識に委ねようとしたときに自動的に機能し始めるということです。